BelExpoとは?
BelExpo
基本情報
国際博覧会ベルギー政府代表委員会(BelExpo)は、博覧会国際事務局(BIE)により認定される国際博覧会において、ベルギーとその地域を代表する組織です。
BelExpoはベルギーの独立行政法人であり、日常業務において、ベルギー経済省やベルギー建築庁などの政府機関の支持を受けています。
BelExpo
運営について
BelExpoは、国際博覧会へのベルギーの参加を管理するため設立されました。BelExpoは連邦政府の機関ですが、ベルギーとその地域の両方を代表しています。
BelExpoの理事会は、関係する連邦政府の閣僚および各共同体・地域の所管大臣の代表で構成されています。運営資金は連邦および地方政府からの拠出に加え、国際博覧会期間中の収益やスポンサーシップなどを通じて、BelExpo自身でも一部を確保しています。
BelExpoの近年の成功例としては、2020年のドバイ万博と、2022年のアルメーレで開催されたフロリアード国際園芸博覧会(花博)が挙げられます。
BelExpoは、コミッショナー・ジェネラル(陳列区域ベルギー政府代表)のピーテル・デクレムとシニア・プログラム・リード(上席係長)、アルドゥイン・デッケルスのもと、現在2025年大阪・関西万博に向けた準備を本格化させています。ベルギーパビリオンの設計案はすでに決定し、建設がまもなく始まる予定です。
パビリオンの建設にあたり、BelExpoはベルギー建築庁と緊密に連携しています。同庁の建築家、エンジニア、技術者たちがプロジェクト全体を監督し、委任発注者(デリゲート・ビルダー)としての役割も担っています。


国際博覧会へのベルギーの参加は、BelExpoがベルギー各地域および様々な連邦当局の方針に従って監督します。各国際博覧会への参加の際には、連邦および地域レベルの様々な代表者によって構成される技術委員会が設置されます。
BelExpoは、ベルギー全国及びブリュッセル、フランダース、ワロン地域の様々な利害関係者の代表で構成される理事会によって経営レベルで監督されているのに対し、技術委員会は、日々の問題を検討し、参加に関連する特定のタスクを審議することを任務としています。
2025年大阪・関西万博に向けたBelExpoの技術委員会は、建築庁、経済省、外務省、ブリュッセルビジネス支援庁(HUB.brussels)、ベルギー・フランダース政府貿易投資局(FIT)、ワロン地域政府貿易・外国投資振興庁(AWEX)、ワロニー・ブリュッセル・インターナショナル(WBI)、ブリュッセル地域公共サービス(GOB)、ベルギー・ドイツ語共同体(OstBelgien)などの代表者で構成されています。
技術委員会の主な仕事のひとつは、ベルギーパビリオンの全内容を考えることです。委員は、2025年大阪・関西万博のテーマに関連する、各管区の関係者の専門分野や関心事を調査するよう求められています。技術委員会はその内容を展示デザイナーに提示し、デザイナーはその内容を魅力的で一貫性のある展示に変換します。技術委員会はまた、パビリオンのコンテンツ・プログラムに積極的に参加するために、あらゆる地域や団体からベルギー市場のプレーヤーを巻き込みます。
ベルギーは小さいながらも影響力のある国で、多くのチャンス、強み、そして豊富なノウハウを持っています。ベルギー国内には独自の特性や強みで国際的に知られる地域や地区が存在します。技術委員会の代表は、2025年大阪・関西万博の準備期間を通じて、ベルギーが誇る魅力を最大限に発信できるよう尽力しています。
その際、パビリオン内は複数のゾーンに分けてコンテンツを展開する予定です。2025年大阪・関西万博では、ベルギーの連邦政府機関や地域機関が協力し、それぞれのニュアンスや特色に配慮しながら、ベルギーパビリオン内外でベルギーの最も完全な全体像を紹介します。

資金情報
ベルギーの各政府の拠出金は、合意された財政分配比率に従って分配されます。
万博に参加するための予算は、政府からの拠出金と過去からの積立金(主に過去の収入)、そしてスポンサーシップなどの商業収入、そして万博の典型的な例として、ベルギーパビリオンの土産物店やチョコレート店、レストランからの収入で補われます。

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